ホットスポットファインダーについて

ホットスポットファインダーの特徴

20130705

空間線量計「ホットスポットファインダー(HSF)」の特徴をご紹介をいたします。

大変素晴らしい空間線量計であり、自治体や除染業者等で使用されると有益ですが、
我々のような市民測定所が持ち、市民の方々のニーズに応えていく、ということも非常に重要と考えます。

以下、これまで実際に使用する中で見えてきた良さや可能性について、ご紹介させて頂きます。




1. ホットスポットファインダーの3大利点

ホットスポットファインダーは、

1. 正確
2. 反応(応答速度)が早い
3. 線量が自動マッピング化

という3点が特に素晴らしい空間線量計です。
(他にも複数の注目すべき機能があります)

Windows8タブレットに、浜松ホトニクス社製のCsIシンチレーション式検出器をUSB接続し、
内臓GPSで取得された緯度経度情報で測定値がマップ化されます。

ホットスポットファインダーの製品紹介ページはこちら


検出器を肩からぶら下げて歩くだけでマップ化


2. 精度について

開発元のポニー工業は、民間では日本で二社のみの空間線量計を校正できるJCSS認定事業者です。
行政などで使われる精度の高い線量計も校正する事業者が開発元のため、
数値の信頼性が高く、
測定データとマップには大きな信頼性があります。

このホットスポットファインダーは、
1,10段階の線量で正確に校正(普通は3段階など)され、
2,コンプトン散乱等に関してエネルギー補正がなされています。

また例えば、お手持ちの線量計をホットスポットファインダーと測り比べた場合、
様々な線量で、どのぐらいのズレがあるかを確認する簡易基準器となります。

ホットスポットファインダーの測定に同行する際には、お手持ちの線量計をお持ちになり、
測り比べをされると非常に有益です。


ガイガーカウンターと線量を比較


3. 反応度について

検出器は、浜松ホトニクス製であり、非常に高感度です。
(浜松ホトニクスは、「カミオカンデ」の光電子倍増管の共同開発などで有名。
放射線検出モジュール「C-12137-01」の製品紹介ページはこちら

1秒や5秒などに設定した更新時間毎に、
刻々と線量が表示され、記録されていきます。

マイクロホットスポットがあれば、すぐさま反応し、数値が上昇します。
また、0.001μSv/hまで低い線量も測定出来(HSF-1)、
クールスポットもスピーディーに見分けてゆくことが可能です。

これまで、正確めな測定器は応答速度が遅い、ということも多かったのですが、
このホットスポットファインダーはそのようなことがありません。

以下が、実際に線量が変化していく様子の動画です。
線量の高低が、グラフにも表示されます。



4. 自動マッピングについて

Windows8タブレット内蔵のGPSを使用し、
緯度経度情報を線量値と同時に自動保存していきます。

内蔵の地図データ(スーパーマップル)を使用してリアルタイムに線量確認も出来(大変便利です)、
保存データで、google mapやgoogle earthなどで利用できるKMLといったファイル形式に変換できます。
線量の色分けは、任意の線量で数段階に分けて設定でき、表示可能です。

google map上では、クリックしないと線量がわかりませんが、
google earth上では、数値が直接表示されます。

KMLファイルを複数結合すれば、広範囲の地図や、複合的な線量マップにもなります。

非常に素晴らしい機能です。

(メーカーの方から聞いたお話では、とある自治体がこの線量計を使って計測してまわったところ、大手に依頼したら数百万の仕事が数時間で自動的に終了した、とのご感想でさっそく購入されたとのこと。実際にそのぐらいの価値があります。)


広域線量マップ例


小範囲線量マップ例


5. スペクトル表示

検出器はCsI(ヨウ化セシウム)シンチレーターが使用され、スペクトル表示モードもあります。
NaIシンチレーターなどでCs-134やCs-137のスペクトルをご存じの方には分かりやすく、リアルタイムでセシウムの両核種のあるなしを簡易的に確認することが可能です。

スペクトル表示モードでは画面の右側に見えることが、下の写真からもご確認頂けます。
(Cs-134やCs-137のピークが伺えます。)


スペクトル表示モードでピーク確認


6. 新機能「Area Recorder」

 ホットスポットファインダーには、GPSでの線量マップに加え、「エリアレコーダー」という新機能が搭載されています。
 これは、webカメラをタブレットPCに接続し、画面内のあちこちに検出器をもっていって、ポイントポイントの線量を写真に記録できる、というものです。
 以下の三枚のエリアレコード画像をご覧下さい。

 一枚目は、ご家庭の玄関。植え込みの方が少し数値が高いことが見て取れます。
 二枚目は、当所とポニー工業さんでアースデイ東京にてブースを出した際の画像です。代々木公園内の石畳の数箇所を線量測定。スペクトル表示で、セシウムの3つ山ピークが見えていました。
 三枚目は、線量の高い土地での庭先のエリアレコード画像です。雨樋の下、雨水の通り道などが非常に高い数値を示していることが見て取れ、注意すべき点・除染などの対処をした方がよい点がよくわかります。


ご家庭の玄関先の線量分布の様子


アースデイ東京出展時に撮影した線量画像。Csのピークがスペクトルで見えていた。


線量の高い土地での線量分布画像。高低が非常に明瞭。


7.「ホットスポットファインダーのここがスゴイ」スペック比較編

一般的な空間線量計とホットスポットファインダーの性能比較をしています。
詳しくはこちらをどうぞ!

ホットスポットファインダーでの測定のお申込み

ホットスポットファインダー入手へのご協力に感謝いたします。

こどもみらい測定所では、クラウドファンディングにて、ホットスポットファインダーへの寄付を募らせて頂き、無事入手することが出来ました。
皆様のご参加・ご協力に心より感謝いたします。

 


元気玉 子どもたちを放射能から守るために。はかる、知る。「放射線見える化プロジェクト」

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