測定レポート関東

子ども全国ネットさんによる千葉県白井市測定レポート

20130825

子どもたちを放射能から守る全国ネット(以下、子ども全国ネット)は、私たち「こどもみらい測定所」が生まれるきっかけともなった団体です。311後、「子どもたちを放射能から守ろう」と立ち上がった国内外300余りの団体がゆるやかにつながるネットワークです。(子ども全国ネットについては、こちら

2013年8月16日、子ども全国ネット、白井 子どもの放射線問題を考える会(千葉県、HPはこちら)のご協力を得て、ホットスポットファインダーでの測定を行いました。

今回の測定は、こどもみらい測定所と子ども全国ネットが、今後、連携して行う予定の子どもたちの身近な地域の放射線マップを作成する取り組みを進める第1回としてパイロット的に行いました。

子ども全国ネット・いとうえみこさんのレポートから、白井市でのホットスポットファインダー計測の様子をお届けします。(子ども全国ネット・いとうえみこさんのオリジナルのレポートは、こちらです。)

千葉県白井市レポート by いとうえみこ(子ども全国ネット)


メジャーで1mを確認。

この日、千葉ニュータウン中央駅に集合したのは、白井の会のみなさん5人、こどもみらい測定所の前田さんと、子ども全国ネットからは私、伊藤。途中だけ見学に加わってくれた方もいらっしゃいましたが、常時7人という、比較的大所帯の測定チームです。

さて、ホットスポットファインダーは、1秒ごとに測定データを機器内に記録していくため、移動スピードによって、マッピングは粗くなったり、密になったりします。

そこで、詳細に測りたいところは、徒歩なり自転車で移動しながら測定し、大まかでいいけれど、広範なデータがほしいところは車で移動する、という具合に使い分けることになります。

今回は、車2台にそれぞれ自転車を積んで移動するという理想的な体制で臨むことができました。ただし、車で測定した数値は、車体によって放射線が遮蔽されてしまうため、約1/3ほどを加算して比較しなければいけません。

下記に出てくるマップはすべて、車での移動と、徒歩や自転車での移動が混ざっていますので、それぞれ留意してご覧ください。

(中略)

自転車での測定の際は、タブレット端末(iPadなど)は、前カゴだと不安なのでナップザックに入れて背中に背負うようにします。そして、測定器部分が、地上から1mになるように調整することで、測定条件をそろえます。これで準備完了!

最初の測定は、会の方々のこれまでの測定で、放射線量が高そうだと判明している桜台地区。集合した駅からほど近い、比較的高層のマンションや団地が並び、周囲には戸建て住宅が並んでいる、明るいきれいな住宅地です。

自転車2台に2人がまたがり、残りの人は車で移動。併走したり、駐車場や路肩で先回りして待つなどしながら測定します。

ホットスポットファインダーは、1秒ごとに自動的に測定しているので、スピードがあがれば粗くなり、ゆっくり移動すれば密なマッピングになります。気になるところは、車を降りて、自転車で移動します。(徒歩で長時間移動するには暑すぎる日でした…)

自転車で測定したデータをgoogle earthで見ると、こんな感じにマッピングされているわけです。


ここに表示されている範囲は自転車で移動しています。5秒ごとを指定しマッピングしたものです。

測定は1秒ごとに自動で行われていて、それをこちらで、5秒ごととか、10秒ごとと指定して、地図上に落とします。5秒間なら5秒間の平均値、10秒なら10秒の平均値が表示されますから、長い時間にしたほうが正確な測定値に近づきます。ただし、マッピングは密度が粗くなるわけです。マッピングの密度は、移動のスピードにもよりますが、何秒ごとにマッピングするかという指定にもよります。

う〜ん、全体に0.1を超えていますね。このホットスポットファインダーは、シンチレーション式の測定器で、一般に私たちが持っているガイガーカウンターや10万円台のシンチレーション式カウンターよりも、正確な分、若干低めの数値が出るというお話ですが、それでもこのデータです……。

(中略)

こうして1日、ホットスポットファインダーを使って測定をしながら、ホットスポットファインダーのすごさを感じました。今までなら、いちいち立ち止まって数分、測定しては数値をメモし、地図に測定地点を書き込み、あとから膨大な作業をしてはじめて、このようなマップを作成できたわけですから、測定するだけでマップが作れてしまうホットスポットファインダーの威力はすごい! あとは、自転車や徒歩で測定したところと、遮蔽分を考慮すべき車で移動しながら測定したところが見てすぐわかる形になればすばらしい。同じマップ上に、両方が混在している場合、あとから手作業でもわかるようにしてから公表しないと、誤解を生じてしまいます。今回の測定マップも、今後の公表にあたっては、前田さんと相談して(注)をつけるようにできたらと思います。

この機器を使って、市民が必要な場所、気になる場所をくまなく測定し、その数値がいつも公開されていて、気になる箇所をいつでも調べることができたら、子どもたちをよけいな被ばくから守るために必要な状況に一歩近づけるのではと思いました。

子ども全国ネットでは、これを機に、各地の会と連携しながら、ホットスポットファインダーを持っている市民測定所の協力で、マップづくりにも取り組みたいと話しています。

白井市のみなさん、こどもみらい測定所の前田さん、ありがとうございました。
                                                                        (子ども全国ネット・いとうえみこ)

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以上、子ども全国ネットの情報発信ブログから転載させていただきました。
今回の千葉県白井市での一日かけての測定活動の様子は、
子ども全国ネットのオリジナルのレポートをお読みください。 

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2013年08月25日 09:45:11

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