測定レポート東京

ホットスポットファインダーによる空間線量マップ(杉並の例)と、アースデイ東京でのデモンストレーションのお知らせ

20130404

「ホットスポットファインダー」という空間線量計があります。
GPSで緯度経度情報を取得し、自動でマップ化してくれる測定器で、
測定精度も高い、非常に素晴らしい空間線量計と感じさせる一品です。
(以前も、「土と平和の祭典」の際にご紹介いたしましたが、タブレットPC採用による軽量化や、ソフトウェアの向上など、更なる進化を遂げています。)

先日、このホットスポットファインダーをモニターでお借りしたので、
杉並あんしんプロジェクト」のメンバーの方と、測定しながらあちこちを歩いてみました。

以下が、その時に自動生成されたマップです。(マップをご覧になる前に、以下の諸注意事項をご覧下さい。)

注1:GPSの精度は、タブレットPCのものなので誤差もそこそこあり、実際の場所から数m離れている場合があります。個人のお宅等の上にマーカーが表示されている場合は、その近くの道上で測定した、とお捉え下さい。(GPSは外付けの機器を認識出来るので、より精度を高めることが出来ます。)

注2:また、地上1mほどで持って歩きながらの測定であり、立ち止まって平均を取得したわけではなく、測定値はあくまで参考値とお捉え下さい。

注3:マーカーの色は、測定マップ作成時に自由なスケールで変更できます。今回は、紺色:~0.02μSv/h、水色:0.02μSv/h~,緑:0.04μSv/h~,黄色:0.06μSv/h~,オレンジ:0.08μSv/h~,赤:0.10μSv/h~
という色分けになっています。尚、空間放射線量は、原発事故由来のものと、宇宙線や土中・コンクリート中の天然核種からの放射線などがあわさった数値となっており、コンクリートや大理石の近くだと高くなるなど天然由来のものも多く、特に今回のような低線量の場合は原発事故由来のものの見分けが難しくなっております。


View Larger Map

マップを見ると、電車に乗った際は、高架上なので、線量がかなりひくくなっていることなどが伺えます。
概ね低い線量であり、少し高い場所はセシウムのみならず、恐らくコンクリート中花崗岩からの天然放射線の影響等の理由が考えられますが、放射線量の高低差が視覚的に見えます。
(google earth上でマップを見ると、空間線量値も同時に表示され、更に視覚的に分かりやすいものとなります。)

この測定器の名前は「ホットスポットファインダー」ですが、今回の杉並の測定で、非常に線量の低い公園などもあり(0.02μSv/h台)、「ここは低くて嬉しい〜!」という反応があり、
「クールスポットファインダー」という別名が生まれました(笑)。

1秒や5秒ごと、という非常に速いスピードで測定値が更新されてゆくので、ホットスポットのみならず、クールスポットもよくわかります。
線量の低い安心な場所を探すのにも役に立つことを、この日の測定で感じました。

この日の測定の様子を動画に収めていたので、リンクしておきます。






線量の高い土地で、特に力を発揮するこのホットスポットファインダーですが、
この杉並の測定の次に、郡山市内での測定も行ったのですが、個人宅などで入念に測定を行った部分がありますので、公開に向きません。
そちらの測定では、空間線量が明らかに自然線量の範囲を超えている箇所も多く、
どこで注意すべきか、どこはそれほど高くないのかがよくわかるもので、
測定を行わせて頂いた方々にとても喜んで頂きました。

その代わりと言っては何ですが、福島市内での測定を航空写真上にプロットした写真が、2013年4月号の「Days Japan」の表紙に掲載されており、線量の高い地域での測定の様子がうかがえます。





 来る4月20(土)、21(日)のアースデイ東京で、こどもみらい測定所ブースにて、このホットスポットファインダーのデモンストレーションを行います。
ぜひ、実機に触れにおいで下さい。
(協力:ホットスポットファインダー開発・販売元「ポニー工業」)

 その際、お手持ちの空間線量計もお持ちになると、精度高く校正されたホットスポットファインダーとの比較測定が行えます。
(開発・販売元のポニー工業は、測定器校正ができるJCSS規格の認定事業者であり、ホットスポットファインダーは、10段階の線量で10点校正されている、非常に精度高い線量計です。)

 是非、多くの方のお越しをお待ちしております!

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2013年04月04日 11:32:41