ホットスポットファインダーと自転車のチカラ
2013年07月25日
ホットスポットファインダーは、正確な線量を素早く表示していくのが秀逸な線量計です。
その測定スピードを活かして、自転車で測定した事例を二つご紹介します。
ホットスポットファインダーと自転車はかなり強力なタッグです。
ホットスポットファインダーの自転車計測力
ホットスポットファインダー(HSF)は、応答速度の早さが秀逸な空間線量計です。
時定数1秒や5秒で、速やかに線量値が更新されてゆくので、ストレスなく線量の高低を移動しながら確認・記録してゆけます。
ですから、広範囲に計測したい場合は、自転車やバイクを使って計測すれば、車と比べて遮蔽が少なく、歩くより断然早く、HSFの良さを遺憾なく発揮して計測が行えます。
そこで、実際に、以前こどもみらい測定所でHSFをお借りした際、スタッフ石丸の地元くにたち市を自転車で縦断して計測してみました。
Google mapsにその計測データを表示させることが可能なので、その時の実際の計測マップをアップしてみましたので、リンクします。
http://goo.gl/b4a
Google Earthを使った線量マップの画像は線量値が表示されるのですが、
Google Mapsの場合は、クリックしないと線量は分からないことは少し残念です。
が、多くの方と、web上で拡大縮小できるマップで線量を共有できるのは有益です。
線量マーカーの色分けは、HSFでデータ作成時に設定出来ます。今回のマップはほとんど0.1μSv/h以下という低線量ですが、一例として細かく色分けをしてみました。(従って今回の色分けにそれ程の意味はありません。)
線量の高低が大きい土地では、この色分けが特に便利です。
自転車測定は、これから当所がHSFを入手した後、中〜広範囲の計測に伺う際、役立つ方法ではないかと思っています。
ただ、スタッフ分の自転車をご用意頂く必要があり、自転車二台(以上)で移動して回ることになりますが。。
武蔵野市「saveむさしのこども」さんの計測事例
自転車測定の別の例として、武蔵野市の「saveむさしのこども」の方がHSF計測で広範囲に自転車で計測を行なった事例があります。
上は、自転車で二日間にわたって、数時間測定した、という労力のかかったマップです。
空間線量が広範囲にわたり、かなり正確に測定出来、さらにマップ化される、ということが、この測定器の魅力です。
地域のあちこちを縦横に計測されたこの地図を見て、自転車HSF測定の威力を感じたものでした。
HSFの自転車・バイク測定は、これからどんどん増えるかもしれませんね。
自転車などでの計測をご希望の方は、どうぞお気軽にご相談下さい。