H23年産、H24年産の乾燥茶葉から、お茶を淹れた検体を、複数測定させて頂いたことがあります。
一煎目と二煎目の違い、水出しの場合の数値、H23年とH24年産の茶葉の数値の違いから、飲用状態の数値の違いなど、様々な参考になります。

以下は、他の測定所でLB2045という測定器にて測定したH23年産茶葉の数値とスペクトルです。
セシウム合算値で332±5.7Bq/kg前後、という結果だったようです。


その茶葉から、一煎目、二煎目の飲用茶を淹れた場合の数値が以下になります。
一煎目はセシウム合算4.90±1.71Bq/kgでした。

ちなみに、厚労省では、2012年4月から「茶葉の30倍のお湯(90度)で1分抽出して、40メッシュの茶こしで漉す」という決まりがありますが、今回は、特にそのような基準に準拠していません。

お茶を飲む方は、上記基準で必ず抽出する、ということはほぼ無いと思いますし、
今回の実験では、その方が普段お淹れになる状態で持ってきて頂いたものです。


二煎目は3.25±0.91Bq/kgでした。

思ったより,今回のケースでは、一煎目と二煎目でそれ程変わっていませんでした。
結果シートは以下です。


また、同じ茶葉から水出しで12時間抽出したものも測定させて頂きました。
1.52±0.68Bq/kg、という結果でした。
当初の測定ではギリギリの精度です。充分検出できたとは言いがたい面があります。

いずれにしても、お湯で淹れるより、水出しは低いようです。


:::::::::::::::::::::::::::::::

さて。次に、H24年の同一生産地の乾燥茶葉を測定すると、
セシウム合算値で、63.3±14.4Bq/kgでした。

昨年から今年になって、このケースでは、5.3分の1ぐらいに下がっています。


一煎目は、1.04±0.55Bq/kg、という結果でした。
当初の測定では,ギリギリの数字になり、精度としては十分な信頼度ではありません。
天然核種の寄与があり、数値が上乗せされている可能性が高いです。

十分な3山のセシウムピークは目視が困難です。


二煎目は反応も見られず、Cs-137が1.48Bq/kg未満、Cs-134の両方が検1.40Bq/kg未満で不検出、という結果でした。



シェアする